まるきの哲学1:栽培

 2nd_00栽培担当者のブドウ栽培への考え

itoushuuichi-thumb-200x266私がまるき葡萄酒への葡萄畑の栽培担当者になってから取り組んだ栽培方法は「不耕起草生栽培」そして土台となる考え方が「サスティナビリティ」です。

 

定期的に草刈りはするものの畑は雑草だらけで、周りの畑と違い一切土を耕していません。 一見作業を怠けている畑に見えますが、これにはちゃんとした理由があります。

 

畑で葡萄の樹と一緒に色んな種類の雑草を生やすと、根が伸びて張っている土壌の中では根の周りに様々な微生物が住み着き増えます。それにより、

 

・ 悪い菌による土壌病害を抑える
・ バランスの良い水はけと保水性をもたらす
・ 伸びた草が多くの昆虫、小動物にとって住みやすい環境となる
・ 葡萄の樹を狙う害虫にとっての天敵が増え、虫害を最小限に抑える
などの効果を狙っています。

 

また雑草と葡萄の根が競合することで葡萄の樹自身がより生命力を高めようとすることや、借り倒した草が分解され緑肥となって土壌に還元される等も目的としています。

 

葡萄の生育期間、雨が多く高温多湿な日本では葡萄への病害も発生しやすく、それを抑える為に農薬散布が不可欠ですが、その年々によって違う天候に注意を払いながら必要最小限の農薬のみを使用し、葡萄の樹や畑の環境にも無理な負担をかけぬよう心がけています。

 

必要以上に与えず採らず、持続可能な葡萄の生育環境を整え、健全な葡萄を栽培し、良い品質のワインに繋げる。そんな気持ちで日々取り組んでおります。

 

栽培部 伊藤秀一

 

よろしければヴィンヤード紹介ページ WINERY AND VINEYARD の 羊と造るワイン も併せて御覧ください。