羊と造るワイン

 2nd_00羊のいるヴィンヤード

まるきの畑には羊がいます。
他のページでも時々登場しているこの羊たち、ただのマスコット的存在ではありません。

 

昔ながらの農法として、畑や田に動物を住まわせることで様々な恩恵を受けるというものがありました。そこから近年まで、効率や管理の楽さを重視して農薬などに過度に依存する時代が続いてきました。
そして近代的では一巡りして動植物や微生物をオーガニックな形で積極的に取り入れ、
最小限の農薬で強く健康な作物を得ようという流れが出来つつあります。

 

その手法の一つが「不耕起草生栽培」そしてその根底にある思想が「サスティナビリティ」です。

 

この近代的手法の最大のメリットは。より環境に優しく自然を破壊しないということだと思います。

 

一番はじめに考える事はもちろん美味しいワインそして原料になる良い葡萄を造ることですが、
これらの手法を通じて充分な手応えを感じましたし、まるきの思想の大きな柱の一つ「サスティナビリティ」という観点からも
これらのオーガニックな手法を積極的に取り入れています。
我々ワイナリーは自然とも密接に関わっております。良い環境、良い気候の無いところでは美味しいワインは造れません。環境への配慮や貢献は今も昔も忘れてはならない事柄です。
ワイン造りを通して、美しい自然、美味しいワインのためにまるきはそれらへも取り組んでいます。

 

その取り組みがこの羊達に繋がっているのです。

 

羊達は畑を自由に歩き回り、目についた雑草を食べながら地表を掘り起こし、
そして畑の中で糞を落としていきます。
他にも葡萄の葉や付きすぎた葡萄の房を地面に落としておけば羊達は餌にします。
そして出す糞はとても健康的な肥料となります。
これら羊の行動がすべて畑にとってプラスとなっていくのです。

 

  • 表土が耕され送り込まれた空気から微生物の働きが活発になり、土壌の状態が良くなる
  • 雑草のための除草剤を使わずにすむ
  • 羊たちの反芻のおかげでより良質の肥料が提供される

 

葡萄の産地として有名なアメリカはカリフォルニア州のナパでは、水まきの量を減らしても羊のいない畑より良い土壌を維持出来るという研究結果も出ております。ちなみに羊は葡萄も食べるため、棚仕立ての「甲州」と「ベーリーA」品種の畑へ移動させる事で、垣根仕立ての「カベルネ」を守らないといけません。

 

社員たちに可愛がられながら、今日もまるきの羊達はのびのびと畑をパトロールしています。

 

栽培担当者の不耕起草生栽培とサスティナビリティへの取り組みも併せて御覧ください。こちら